2024.05.30
両面テープってなに?
営業部の牛島です。
今回は弊社で日々加工に使用している両面テープについて
お話ししていこうと思います。
皆さんも生活する中で両面テープを色々な場面で使うことがあると思います。
例えば、賃貸住宅などで壁に穴を空けずにポスターを貼り付ける時、
例えば、車の中にドライブレコーダー等のカーアクセサリーを設置する時などなど
日常の中で当たり前に使われている商品ではありますが、実はいろいろな種類があるのはご存じですか?
そもそも両面テープってどのような構造になっているのかというと
下の断面図のような、粘着剤で基材と呼ばれる芯のようなものを挟みこんで作られています。
〇断面図
このような構造になっている為、粘着剤の組み合わせ、基材の種類を変えるだけで
まったく別の性能をもった両面テープを作ることが出来ます。
では、次にどのような粘着剤があるのでしょうか。
また、粘着剤の種類ごとにどのような特徴をもっているのか見ていきましょう。
代表的な粘着剤の種類としては3種類あります。
それぞれメリット・デメリットがあり、お客様の用途・目的に合わせてどの粘着剤でつくられた両面テープを
選ぶのかを検討する必要があります。
中には、2面ある粘着剤で1面はアクリル系、もう1面はゴム系といったハイブリッドの両面テープもあります。
続いて基材について見ていきましょう。
基材は代表的なもので5種類ほどあります。
特徴については上記に記載した通りとなりますが、
粘着剤よりもイメージがつかみやすいのではないかと思います。
フィルムや発泡体はそのままですのでお分かりかと思いますが、
例えば不織布などは、ティッシュなどをイメージしていただくと理解しやすいかもしれません。
ティッシュは、流れ方向については強い強度を持ちますが、幅方向は裂ける傾向にあります。
それが手切れ性に繋がっています。
このように両面テープは、粘着剤・基材の組み合わせでいろいろな特性を持つことが出来ます。
私たち営業は、お客様の用途・目的をヒアリングし、上記の項目を理解した上で
適切な両面テープを提案することが重要な活動となります。
野村製作所では、両面テープメーカー様と協力し、お客様へ適切な提案が出来るように
取り組みを行っております。
何か両面テープでお困りごとがある際は、お気軽にご相談をいただければと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。